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【イベントレポート】「福岡ワーケーションフェス2022」日本でもっともチルな島”能古島へ。(後編)

新しい働き方、過ごし方が体感できるイベント「福岡ワーケーションフェス2022」。2日目の第二部は博多湾に浮かぶ周囲約12kmの離島、能古島が舞台です。こちらは個人対象のイベントだったこともあり、企業間交流で盛り上がった昨日とはまた一味違う、ボーダレスでゆるやかな時間が流れました。秋晴れの能古島で過ごした一日をレポートします!

【イベントレポート】「福岡ワーケーションフェス2022」日本でもっともチルな島”能古島へ。(後編)

コスモス咲く「のこのしまアイランドパーク」でスタート

第一部同様、公益財団法人福岡観光コンベンションビューローより「福岡型ワーケーション推進コーディネーター」として委託を受けた株式会社HOnProが、秋晴れの能古島で過ごした一日をレポートします!

福岡市中心部からフェリーで10分、能古渡船場に到着すると、バスで「のこのしまアイランドパーク」へ向かいます。車窓からは昨日の交流会場となった海の中道海浜公園が見え、改めて福岡市がコンパクトシティとして知られるゆえんを感じます。本日のイベントは、ランサーズが運営するフリーランスコミュニティ・新しい働き方LABが企画するプロジェクト「離島DX」メンバーの協力もあり、北は北海道から南は沖縄まで総勢176人が集結。なんとフェリーの臨時便も出るほどでした!
パークの芝生広場に着くと、青い空、海をバックに一面のコスモス畑、そしてその絶景を前に談笑する人々が。レストランからフリーwifiが飛んでいたので、芝生広場やレストラン内では早くもPCを開き、テレワークやWEB会議をする姿が多く見られました。

午前はこの島ならではの景色の中で、ワークショップなどを楽しみながら各自自由に過ごします。
スマホフォト講座の参加者は、プロのカメラマンに「映える」撮影のコツを聞き、コスモス畑を被写体にして早速実践していました。

スマホフォト講座の様子

また事前予約した参加者は、室見にある蕎麦・うどんの名店、多め勢(ためせい)の大将とお弟子さん一同から結成されたチーム「福岡そばの会」による蕎麦づくりを体験。地域の方との楽しい交流が生まれていました。

蕎麦づくり体験の様子

ランチ時、芝生広場横のレストランで食事をしていたグループに声をかけると、それぞれ福岡、佐賀、長崎と各地から集まったそうで、今日が初対面とのこと。SNSきっかけで知り合い、出会ってすぐに打ち解けるというところが、まさに「今」だなと感じます。

午後はキャンプ村でチル時間

バスで約5分移動し、午後のフェス会場のキャンプ村へ。夏は海水浴場として賑わうビーチは、無数のヤシの木が立ち並び異国情緒満載。穏やかなBGMが流れる中、ステージ前の広場には大きなハンモックも揺れています。

ステージ前の広場に設置されたハンモック

ビーチ沿いにはテントが立てられ、開放感あるワークスペースに。海風を浴びながら仕事もはかどりそうです。一方でサウナテントやインフィニティチェアと、仕事の前後に楽しめるリトリート空間も充実しており、一気にチルなモードが高まります。

まもなくステージではアーティストDollyさんがライブペイントで壁画を完成。その壁画の前で、本日のメインイベントであるパネルディスカッションが始まりました。ファシリテーターはランサーズの根岸康之さん。パネラーはHafH創業者の大瀬良亮さん、TABIPPO代表の清水直哉さん、関西電力の社内ベンチャーTRAPOL代表の森脇健吾さん、ギルド代表の岡村龍弥さん、GHOST代表で2代目バチェラー小柳津林太郎さんの5人。いずれも新しい働き方やライフスタイルを実践する、日本を代表するワーケーションインフルエンサーです。

アーティストDollyさんがライブペイントで壁画を完成

2030年の働き方・生き方

ディスカッションのメインテーマは「2030年の働き方・生き方」。

大企業に所属しながら無人島で1ヶ月を過ごすなど、まれな生き方を実践する森脇さんは、「人間の動物としての本質的な欲求は遊牧生活だと思う。これからもっとそういう普遍的な欲求に素直になっていくんじゃないか」と予想。

小柳津さんは、「フォーカシング・イリュージョン」の概念を例にとり、「所得の大小ではなく、自分の属しているコミュニティの中でいかに感謝をされるかなどに幸せの焦点がいくのではないか。各々が自分にとってより居心地よく幸福な方向に向かっていってほしい。2030年には日本の幸福度ランキングがトップ10に入っていてほしい」と期待を話しました。

話は所有とシェアリングにも及びます。
「家や車、家庭を持つという所有の概念が変わり、あらゆるシェアが進んでいくのでは」と大瀬良さん。またあるイベントで、自分がシェアできるものは「笑顔」だと言った、というエピソードを紹介しました。

 

このエピソードが大好きだという岡村さんは、「自分が提供できるものと考えると、つい撮影や文章など、言語化できる共通スキルを考えがちだが、みんな言語化できていない才能をたくさん持っている」とし、そこを大切にしようと呼びかけます。また自身でシェアハウスを経営していることから、「独身でも寂しいと感じないのは、家族のような存在がいるから。これからはシェアハウスも、もっと広がっていってほしい」と思いを共有しました。

 

曖昧で予測できない時代の生きかた

今後、あらゆる価値観が大きく変わっていくだろう、というのはメンバーの共通認識です。これまでの固定概念が逆転する日も近いかもしれない。そんな時代において、私たちはどう生きていけばいいのでしょうか。

清水さんは、「所有の境界線が曖昧になっているように、日常と非日常、旅と暮らし、旅と仕事などさまざまな境界線が曖昧になっている。だがそこに大きな可能性がある」と言います。また旅しながら仕事する生き方について、「自由には責任と自立が求められるし、ティール組織のような在り方は万人にできるものではないと思う。だが無理に自立しようとしなくても、気の合うコミュニティに身を置くことで意外と幸せを保てるという形もあるのでは」という視点を提案。

小柳津さんは、「境界線がなくなるということは、自由度が増しているということ。だからこそ自分はどの環境だと一番集中できるか、生活はどんなところだったらパフォーマンスが出るか。それを追求する人がどんどん増えるのではないか」と続けました。

「アジア諸国に近い九州は他国を意識する機会も多いため、国境が曖昧に感じられる。これこそが九州のポテンシャルの高さ」とは大瀬良さん。「2030年に向けて、こういう世界になっていたらいいなという世界にとても近いんじゃないか」と、新鮮な視点で九州の捉え方を提示しました。

これからの「幸せ」とは?

現代社会の問題点について、森脇さんは「比較の中でしか評価されない世界で生きてきたから、本当に自分が何を求めているかが分からなくなっているのでは」と指摘。「自分がいいと思うからこれでいいんだという風に生きていける人は、10年後も20年後も幸せに生きていける」、そして何が好きか分からないなら、誰の価値観にも左右されずにご機嫌でいられることを探す手段として、旅に出ることを勧めました。
また「時間は伸び縮みする」というアイヌの人の考え方を紹介。「同じ10分と思っていても、その長さが一人一人違うかもしれない。時計を外しなさい。与えられた価値観で生きるのをやめなさい」という印象的な言葉をシェアしました。

「誰かが言う正解が必ずしも正解じゃない。結婚しかり働き方しかり生き方しかり、自分はどんな状態が幸せと感じられるか。不安定な世の中だからこそ、自分がどうあるかをしっかり考えることが大切」と大瀬良さん。ワーケーションについても、「ここにいると居心地がいいという場所、自分がいるべき場所を見つける練習ととらえ、自分の豊かな生き方を探す旅と考えればいいのでは」と提案します。

ワーケーション先の候補地としての能古のポテンシャルを小柳津さんは「絶妙に誘惑がなくて何もないけど何かある。自然の景色に心が晴れやかになるし、アクセスもしやすく、自分にとってはワーケーションに最適な場所。こういうスポットをどんどんみんなでシェアしていければ」と締めました。

これからの働き方、生き方について各々の考えを広く自由にぶつけ合った約1時間。ゆるくも熱く、刺激的なパネルディスカッションとなりました。

思いのままフレキシブルに過ごす

ディスカッションを見届けた参加者は、再び思い思いの時間に戻ります。ビーチで音楽に身を揺らす人、海で思うがまま泳ぐ人、ヨガで心身を解放する人、五感を刺激されながら仕事に向かう人。大きなハンモックに身を投げ出して過ごす人。

リトリート空間では旅するサウナカップル「TABISAUNA」プロデュースのサウナテントも大人気。熱波士によるアウフグースで汗を流した後は、目の前の海で冷水浴、そのままインフィニティチェアで海風を外気浴、整う…という趣向で、能古島の環境だからこそ叶うアウトドアサウナでした!

バーカウンターでは、のこのしまアイランドパークの久保田社長によるトークセッションが。島の歴史や地理、パークの運営、島暮らしを語るもので、さながらバーのマスターと客のよう。「空き家ってどのくらいあるんですか?」「水道は来てる?」など、かなり踏み込んだ質問も飛び出しましたが、住民目線で丁寧に答える久保田社長と、ワーケーション先、さらには移住先候補地として、能古島への理解を深めようとする聴衆の真剣な姿が印象的でした。

バンガローではクリエイターやアーティストによるPOPUPショップ&マルシェの他、ビーチで拾ったシーグラスでアクセサリーを制作するワークショップも開催。アクセサリー作りに没頭していたお一人は能古島在住20年。「自分たちも地元を盛り上げたいと思って」と、イベントを楽しみつつ、思いを実現するためのヒントを探っているようでした。

日が沈みイベントもクロージングへと向かう中、ビーチに燃え上がる焚き火の前に、ぽつり、ぽつりと人が集い始めました。海の向こうには市街地の明かり。波音をBGMに、それぞれが小さなグループを作り、仕事の話やこれからの生き方の話など、今の思いを話し始めます。出会った参加者同士が、自然発生的につながり語りだす、自由な在り方が生む空間の温かさ。じんわりと胸に押し寄せるものを感じました。

能古島での一日を振り返って

この一日を通して、たくさんの出会いがありました。飲食店を経営しながら自身は全国を旅して各地で食を提供する人。本業を持ちながら「出会いが楽しい」と各地でサウナを提供している人。拠点を定めず暮らすアドレスホッパー。東京と福岡との二拠点生活をしている人。大手企業でテレワークをしながら今後の新しい働き方を模索しに来た人。そうした人々が混ざり合い、この場を楽しみ、焚き火の前で語り合う。
その中で、働き方やキャリアのヒントを得て、表情を明るくして帰っていった姿を見届けることもできました。

こんなにも多様な生き方・働き方を求め、実行している人たちがいると知ることができたことが、筆者自身大きな驚きであり、収穫です。
当日はもちろん仕事としてこの場に参加していたのですが、島の空気によってか、いつの間にか無意識に五感が解放されて仕事を忘れるような感覚さえ覚えました。「仕事」「遊び」の枠を超えた自分でこの場にいることに何とも幸せな感覚を覚え、今後はもっといろいろな枠をなくし、曖昧さを許容していきたい。それが生き方の充足度を上げていくのかもしれない…と感じました。

イベント前までは何となくふんわりとしていたワーケーションのイメージでしたが、スケジュールに動かされることなく、自らの意志で居たい場所を選び、したいことをする寛容さを持ったこのイベントを通して、そしてここに集う人たちとの出会いによって、ワーケーションがもたらす未来の姿に少し触れられたように感じます。ある方が呟いた、「どんな働き方、生き方を選んでも当たり前って世の中になるといいですよね」との言葉が、今も胸に響いています。

能古島の自然環境が最大限に生かされたイベント第二部。来場者からは「こんなに素晴らしい場所が福岡にあるなんて知らなかった」、「同じ福岡にあっても、風景が全く違って面白い」といった声が多く聞かれ、福岡のポテンシャルの大きさを感じていただけたことを嬉しく思います。さて今回のレポート前・後編、いかがだったでしょうか?今後もW@Fは福岡でのリアルなワーケーション情報をお届けしていきます。どうぞお楽しみに!

【イベントレポート】「福岡ワーケーションフェス2022」福岡・九州と全国各地の、人と人を繋ぐ。(前編)はこちら

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