特集
天神ワンビル「スカイロビー」でリモートワーク体験レポ!ビル内の電源も調査
天神「ワンビル」体験レポート、第2弾! 今回は、一般開放されている6F「スカイロビー」でのリモートワーク体験をお届けします。
MagazineMagazine
昨年10月に海の中道海浜公園で行われた、「福岡ワーケーションフェス2022」(以下、ワーケーションフェス)では、多くの参加企業同士の出会いが生まれました。ワーケーションフェスをきっかけに協業を決意したという、西九州させぼ移住サポートプラザの藤川さんと株式会社MOLE(モール)の岡崎さんに、令和4年度の「福岡型ワーケーション推進コーディネーター」株式会社HOnProがインタビューしました。
― まずは自己紹介からお願いします。
岡崎さん:株式会社MOLEの岡崎と申します。東京の渋谷区にオフィスを置き、全国のワーケーションに最適な地域や宿泊施設を紹介するポータルサイト「Workations」の運営や、宿泊施設向け予約管理システム「Jammy」、オンラインガイドブック作成ツール「peeeps」の開発や販売。そのほか受託開発やUI/UXデザイン事業も行っています。

西九州させぼ移住サポートプラザの藤川さん
藤川さん:西九州させぼ移住サポートプラザの藤川です。長崎県佐世保市を拠点に、2016年から県外の若い方を中心としたU・Iターンの支援を行ってきました。2019年度からは関係人口作りを促進するべく、佐世保を中心とした12市町で形成する「西九州させぼ広域都市圏」で広域圏サポーター事業を展開。連携する市町を周遊しながらワーケーションを楽しんでもらおうと、昨年2022年度に冊子「YOKA ワーケーション ガイドブック」を作成し、今年度からは「YOKA Workation Tours」というネーミングで周遊型ワーケーションツアーを売り出しています。エリアとしては佐世保市、平戸市、松浦市、西海市、東彼杵町、川棚町、波佐見町、小値賀町、佐々町の9市町になります。
―お二人はワーケーションフェスの前から面識があったのですよね。
藤川さん:お仕事を依頼したいなと考え、ご連絡していました。元々「Workations」はよく拝見していまして、スタッフの中でもそのデザイン性についてしばしば話題に上がっていたんです。当時、「YOKA ワーケーション ガイドブック」は紙媒体やPDFデータでは見れるものの、情報を発信するウェブサイトがありませんでした。ですので当時完成しつつあったツアー情報含め、「Workations」のサイトの中で紹介していただけないだろうかと。
―まずはオンラインで対面されたんですね。
岡崎さん:メールでご連絡をいただいてからオンライン会議でやりとりをして、大体1ヶ月ほど経った10月末のワーケーションフェスで初めてお会いしました。テレワークブースで名刺交換とご挨拶をさせていただいて、藤川さんから画像のデータをUSBメモリーで受け取ったんです。実は、その時点ではまだ正式に発注いただく前だったのですが、藤川さんの事業に対する熱意を受け取め、契約。スピーディに仕事を進めて、約1ヶ月後にはページを公開したという形です。

株式会社MOLEの岡崎さん(写真:中央)
藤川さん:フェスでは本当に、私たちの率直な気持ちを聞いていただいて。今後の展開の予定も含めきちんと岡崎さんに聞いていただいた上で、一緒に進めていくことになりました。
― オンラインと対面の打ち合わせで違いはありましたか。
藤川さん:オンライン上で岡崎さんのお人柄の良さは感じていましたし、一緒にやりたいなという気持ちは当然持っていました。ただやはり一緒に事業を進めるとなると、実際にその方の目を見て自分の気持ちを伝えて、相手様も「やりましょう」と気持ちを返してくれるような、リアルのやりとりは大事だと考えています。ですのでフェスで直接お話させていただいたことが契約につながったと考えています。
岡崎さん:私もIT系の会社ではありますが、やはり対面でお会いしないとうまく仕事が進められないと考える方です。オンラインのやりとりでも藤川さんの人柄の良さは感じていましたが、実際に対面でお会いするとやはりすごくいい方で。「この方のために貢献したい」という気持ちになりましたね。

全国のワーケーションに最適な地域や宿泊施設を紹介するポータルサイト「Workations」内の西九州させぼ広域都市圏を紹介する特設ページ
― ページが公開されて2ヶ月強経ちました。
藤川さん:一番に良かったと思っているのは、私たちが提案しているワーケーションについてお尋ねになった方に「Workations」をご紹介できることです。このサイトを見ていただければ、私たちの市町の魅力やツアーの詳細が一目で分かります。実際に「Workationsを見ました」という問い合わせも出てきていますね。まだ企画段階ですが、次年度以降もツアーを拡充していきたいので、Workationsのページを更新していただきながら、各市町のウェブサイト等とも連携していけたらいいなと考えています。
―ワーケーションフェスに参加されてどのような感想を持たれましたか。
岡崎さん:弊社が福岡市のワーケーションポータルサイト「W@F(ワフ)」のサイトを作成させていただいていることもあり、今回はそれがイベントになるということで、携わられているメンバーにご挨拶する目的もあり参加しました。様々な地域のワーケーションのお手伝いをしていますが、やはり福岡は積極的に進められている印象ですね。また、偶然良い方に出会えることにも少しの期待を持っていましたが、実際に今回のフェスきっかけで今も毎日連絡を取り合うような関係が築けた人もいます。本当にいいご縁をいただきました。
藤川さん:私は当日登壇して取り組みをPRさせていただきましたが、その話を聞いて実際にワーケーションのモニターツアーに参加いただいた企業様がいらっしゃったのは収穫でした。ワーケーションに関わられている方々と意見交換できたことも有意義でしたし、佐世保から参加いただいた企業様が具体的に新しい仕事の契約につながったという話も聞いています。人脈を広げ、さらにはそれがビジネスにつながるような効果も今回のフェスにはあったのではないでしょうか。
オンラインが普及する世の中でも、現地に足を運んでリアルで出会うことがもたらす価値について、再認識できた取材でした。佐世保市を目的地とした場合、福岡市内からはJRでも車でも約2時間と至近です。ぜひとも「Workations」のサイトを見て、YOKA WORKATIONを体験しに訪れてみてはいかがでしょうか。
福岡型ワーケーションでは、ワーケーションコーディネーターを配置しております。
”福岡でのワーケーションを機会に様々な企業や人とつながりたい!”等滞在目的に合ったワーケーションをご案内します。
ワーケーションコーディネーターへのお問い合わせはコチラから!
特集
天神「ワンビル」体験レポート、第2弾! 今回は、一般開放されている6F「スカイロビー」でのリモートワーク体験をお届けします。
Magazine特集
天神でリモートワークやPC作業ができる場所を探している方へ。 2025年にグランドオープンした天神の新たなランドマーク「ONE FOKUOKA BLDG.(ワン フクオカ ビルディング)」(通称「ワンビル」)には、リモートワークに活用できるスポットがあります。 この記事では、4F「福岡天神 蔦屋書店」に併設されているドロップイン可能なシェアラウンジの体験レポートを紹介します。 一般的なコワーキングスペースとは一線を画す「空間の魅力」や「居心地の良さ」から、リモートワークに欠かせない「充実の設備(電源・Wi-Fi・貸出品)」まで、詳しくレポートしていきます。 天神でのPC作業場所に困ったとき、また「コワーキングスペースとは違った環境で作業したい」と思ったときの参考になれば幸いです。
Magazine特集
ワーケーションは、個人の働き方を豊かにするだけでなく、企業の課題解決や地域活性化にも繋がる大きな可能性を秘めています。 この動きを推進する観光庁は2024年度、普及の新たな一手として、これまで課題とされていた「子育て世代の参加」と「デジタルノマド」という2つのテーマに取り組みました。 そのモデル実証から得られたリアルな成果や優良事例をまとめたものが、2025年5月に公開された「ナレッジ集」です。 本記事では「ナレッジ」を分かりやすく紹介すると共に、これからのワーケーションが持つ未来の可能性を探っていきます。
Magazine特集
優秀な人材の獲得と定着は、企業の持続的な成長に欠かせません。 しかし、給与や休日などの条件面を改善するのは容易なことではありません。 また、条件面の改善だけでは、社員のエンゲージメントを高めるのは難しい時代になっています。 そこで重要になるのが、社員が「この会社で長く働きたい」と感じられるような、充実した福利厚生です。 この記事では、社員の定着率向上に直結する福利厚生の考え方と、具体的な種類を解説します。
Magazine特集
リモートワークは、働き方改革やパンデミックを機に、働き方の選択肢として一気に普及しました。時間や場所に縛られず働ける柔軟性は、起業家にとっても社員にとっても大きなメリットです。 その一方で「チームの熱量が、なんだか下がっている気がする」「情報共有が滞りやすい」といったコミュニケーション不足を感じることはないでしょうか? リモートワークによって生じるコミュニケーション不足は、多くの企業が実際に直面している課題です。 パーソル総合研究所の調査(2020年)によると、リモートワーカーの39.5%がコミュニケーション不足を感じていると回答しており、28.8%がリモートワークでの孤独感を感じていると回答しています。 リモートワークが効率的であることは確かです。 しかし、チャットツールやオンライン会議だけでは、人の感情や細かなニュアンス、そして何より「信頼」を育むことは難しく、いつの間にかチーム内に見えない壁ができてしまい、気づいた時には、取り返しのつかない溝になってしまうこともありえます。 こうした見えない「壁」を乗り越え、チームの熱量を高めるにはどうすればよいのでしょうか。 ここからは、具体的な解決策を考えていきましょう。
Magazine特集
福岡でコワーキングスペースの月額利用を検討しているフリーランスの方へ。 この記事では、博多・天神エリアを中心に、料金相場はもちろん、「集中したい」「交流を広げたい」といったあなたの目的別に選べるおすすめの施設を、料金や選び方のポイントと合わせて紹介します。
Magazine当サイトでは、Cookieを使用して利用者の体験を向上させています。 閲覧を続行する場合は、当サイトでCookieの使用に承諾いただいたことになります。
詳細については、プライバシーポリシーをご覧ください。